インフルエンサーとは、インフルエンス=影響という言葉からきている造語で、影響を及ぼす人、すなわち行動や発言に影響力がある人をさします。
代表的には芸能人などが挙げられますが、最近では芸能人レベルの一般人の人もたくさん現れています。
マーケティングでもインフルエンサーマーケティングとも呼ばれるほどで重宝されています。
そこで今回は、そのようなインフルエンサーの方や、それには及ばすともそれに準ずるようなレベルの人たちも合わせてご紹介します。
インフルエンサーと呼ばれる人達のフォロワー数の基準は何人位から?
インフルエンサーの人たちの活動の場は、おもにSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、それからYoutubeなどの動画サービスです。
インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどがその代表的なものです。
ここ最近ではTikTokでも話題を集めています。
Youtubeではそれらの人が出演する動画を見て、影響を受ける人たちが増えるという仕組みです。
インフルエンサーの人たちの発言やアップした写真を見て、実際に自分も同じような行動をしたり、同じものを買ったりなど、多くの追随行動が生じます。
こうしたことは、SNSの機能でフォロワーというのがあって、フォロワーに登録しておくことで、常に注目しているひとの動向をチェックすることが出来ます。
そのため、あたらしい書き込みや写真のアップがあるたびに、追随しています。
では、このようなフォローするという機能に登録している人たちはどれくらいいるのでしょうか。
実際には、インフルエンサーと一言にいっても芸能人レベルの神インフルエンサーから1万人、あるいはそれ以下のレベルのインフルエンサーの人までその段階はいろいろです。
一番低い段階のライトインフルエンサーの人だと、1000人から1万人程度ですが、それでも上位20%に含まれる人たちなのでかなり影響力がある人だといえます。
最近は、こういう人たちに注目したWebマーケティングの手法が用いられており、SNSで影響力を持つインフルエンサーやYouTuberを活用して、商品やサービスを拡大したり、流行やムーブメントを起こしたりといった戦略的な手法が用いられています。
また、芸能人ではなく一般の人にもそういった人たちが増えており、マイクロインフルエンサーなどの人たちが中核となって、拡散していくような手法が最近のトレンドとなっています。
フォロワー数によってどれくらいの影響力があるの?
では、このようなインフルエンサーの方のフォロワー数によってどれくらい影響力があるのかというのが気になるところです。
インフルエンサーを使ったマーケティングで用いられるのが、次のような影響の達成です。
サイトのアクセスアップです。
一般的に前月比105%ぐらいになるのが、プロのインフルエンサーの成果有りとみなせるポイントだと言われています。
それからお問い合わせやホームページへの流入は、1割増し、店舗集客率は130%が成功事例です。
インフルエンサーを利用したマーケティングでは、だいたいこれくらいの影響力がでてきます。
最終目的としては上記にしめした目標値が掲げられるのですが、中間目標としては、インプレッション・リーチ数、いいね!やコメントの増加、クリック数、ハッシュタブの増加などもあります。
最終的には、商品の購入やサービスの利用というのがあるのですが、その前段階として、サイト内での行動が計られます。
より具体的な影響力をみるには、3つのポイントがあります。
①フォロワー数の増加
影響力に重要なポイント1つ目は、フォロワー数です。
その人の投稿がどれくらいなのかを見て、影響力を判断することが出来ます。
ただ、一概に数が多いだけというのは不十分で、どれだけコアなフォロワーがいるのかということももう一つのポイントとなります。
なかにはフォロワーを購入して数でごまかしているというのも噂で聞きます。
②アクティブなアカウント数
そういう点で、2つ目のポイントとしては、アクティブなアカウント数ということも挙げられます。
アクティブというのは、つまり実際に活動している人を指すわけですが、なかにはSNSに登録だけしていてそれほど活動していなかったり、フォローはしたものの、それ以上の行動は起こさないタイプのフォロワーの人は、残念ながらアクティブなアカウントには数えられません。
幽霊会員やとりあえず登録している人、ほとんどサイトを見ない人などは、せっかくフォロワーになってもあまり中身のないことになります。
最近は、こういった商売をしている人もいるので、フォロワーを上げるために、お金を払って流入を狙ったり、ひたすら拡散して実体のない投稿などもありますので、実態的に機能していないことも大いにあり得ます。
③フォロワーの層
3つ目としては、フォロワーの層もとても重要です。
というのも、最終的な目的としては、マーケティングという点では、やはり商品の購入や売り上げアップになるわけですから、それと全く違う層の人にフォローされていてもあまり意味がありません。
ただの流行りもの好きとか、とりあえず人がやっていることを真似るだけの冷やかしフォロワーや、中高生など、購買力がない層のフォロワーなどであれば、少なくともマーケティングという観点では成功しているとはいえません。
つまり、それぞれの商品やサービスの将来の顧客と成り得る層にリーチしていることがとても重要なのです。
フォロワー数によってインフルエンサーのランクが違う!
そして、このようなフォロワー数によってその影響力の度合いもかわってきます。
トップインフルエンサーとは
トップインフルエンサーとは、100万人以上フォローがいる人です。
日本国内ではトップクラスのレベルで、国の消費行動までに影響を及ぼすレベルの人たちが含まれています。
芸能人やモデルさん、政治家などがほとんどです。
フォロワー数は100万人以上と世間の知名度は高く、多くのユーザーから注目されているのが特徴です。
有名人としては、渡辺直美(watanabenaomi703)さんがいらっしゃいました。
渡辺さんは、抜群に知名度が高く、メディアへの露出も多いので、そのファッションセンスや日常生活に注目があつまり現在フォロワー数は、800万人以上となっています。
カラフルでおしゃれな写真が多く、ユニークで楽しい投稿が多いので、幅広い年齢や性別のかたに受けています。
ミドルインフルエンサーとは
ミドルインフルエンサーは、10万人以上のフォロワーがいる人たちです。
作家や漫画家、ブロガーなど特定の分野で人気のある人たちが多くなっています。
ミドルインフルエンサーとしては、乙武さん(作家)88万、キズナアイちゃん (バーチャルYouTuberトップ) 41万、イケダハヤトさん(仮想通貨ブロガートップ)17万などがいます。
関連記事:ミドルインフルエンサーとは?フォロワー数は10万以上、特徴、活用するメリット、デメリット
マイクロインフルエンサーとは
マイクロインフルエンサーは、1万以上のフォロワーがいる人たちで、あるコミュニティーの有名人や人気者などが多いです。
読者モデルやファンション関係の人達の層が一番多いように感じます。
関連記事:マイクロインフルエンサーとは?フォロワー数は10000人?活用事例・メリット・デメリットまとめ
ナノインフルエンサーとは
ナノインフルエンサーは、1000人以上のフォロワーがいる人たちです。
一般人のなかでも個人ブログをやっている人などにも多いです。
関連記事:ナノインフルエンサーとは?フォロワー数が少なくてもなぜ企業が注目する?
ライトインフルエンサーとは?
ライトインフルエンサーは、それ以下な人たちです。
一般の人たちのグループで人気のある人や特定のコミュニティで発言力があるひとなどが多いです。
関連記事:ライトインフルエンサーとは一般人多め?フォロワー数・宣伝に使うメリット・デメリット
フェイクインフルエンサーの見分け方
実際にフェイクインフルエンサーの人もいます。
先ほど少し触れましたが、最近はこういった人に憧れて、お金を出してフォロワーを増やしたり、意味のない拡散をふやすなどして、実体のないインフルエンサーの人もいるのです。
単に目立ちがりや面白半分の人もいますし、悪質な場合は企業からお金をえるためにそういった詐欺まがいのことをしている人たちもいます。
とはいえ、フェイクインフルエンサーであるかの見分け方は、以下のツールを使って調べることができます。
使い方はぜひ検索して調べて頂きたいですが、上記のツールを使用することで、アカウントのフォロワー数が偽物なのかどうかを見分けることができます。
インフルエンサーとして活動しませんか?
インフルエンサーの人たちのマーケティングでの役割というのは、最近特に注目が高まっています。
タイプとしては、芸能人やモデルさんなどの有名人。これらの人は、すでに知名度が高く信頼度が高いインフルエンサーです。
人気も出やすく、影響力も高いです。
それからインスタに多いクリエイターさん系。イラストやお料理など、興味を引く投稿が多いのがポイントです。
このように実はいろいろなタイプのインフルエンサーが最近は増えてきています。
そして、このような人たちが新しい宣伝塔となっているます。
マーケティングという点では、従来の購買ルートからではない新たな販路として注目を浴びています。
自分のアパレルブランドを持ったりしてインフルエンサーとして活動をスタートしてみませんか?